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こんにちは、麟太郎です。
ウエイトトレーニングをやっていると
反動を使う事は『悪いこと』という風に
思い込んでしまう時期があると思います。
俗に言う『チート』ですよね。
『チート(cheat)』とは日本語で『騙す』と
いう意味なので、悪いイメージを持つのは
ある意味当然なのかも知れません。
でも本当に反動を使うことはウエイトを
やる上でマイナス要素なんでしょうか?
今回は筋肉の性質の一つである
ストレッチ・ショートニング・サイクル(SSC)
について考えたいと思います。
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もくじ (クリックで移動します)
筋力を最大限に高めるストレッチショートニングサイクルとは?
ジャンプをする時の動作を思い浮かべてください。
皆さん、そうだと思いますが、ジャンプの
直前に一瞬しゃがみ込みますよね。
この動作がストレッチショートニングサイクルです。
(以下SSCと略します。)
空気椅子の姿勢からジャンプするよりも
しゃがみ込んでからのジャンプの方が高く飛べます。
SSCは一瞬、グッと引き伸ばされた筋肉が
その直後により強く速く収縮するという
システムのことです。
日常やスポーツをしている時の大半の動きは
SSCを利用しています。
SSCは単に体を前後左右に揺らす『反動』とは
少し違うという事が分かったと思います。
このSSCをうまく利用したエクササイズが
プライオメトリクストレーニングですね。
筋トレでのストレッチショートニングサイクルの例
ベンチプレスを例に考えてみましょう。
ラックアップしたバーベルをゆっくりと
胸に降ろしていきます。
胸まであと10㎝ほどの距離でスッと
バーベルを落として大胸筋を瞬時に
ストレッチさせてから挙上に入る。
これがSSCを利用した挙げ方です。
胸でバウンドさせているように見えますが
(もちろんバウンドさせている人もいるのですが…)
僕の感覚ではSSCを利用している感が強いですね。
懸垂の場合は体を下げきる直前に
スッと力を抜いたり、少し前方に
体を落としたりして広背筋を素早く
引き伸ばしSSCを利用します。
要するに動作の切り返し時にSSCを
使うというイメージですね。
筋トレでのストレッチショートニングサイクルは悪か?
ボディービルのように大きな筋肉を得る
というのが目標の場合は、基本的に
ストリクトな動作で筋肉を使う事が
有効となってくるかもしれません。
しかし、スポーツの補強や健康維持の為の
トレーニングであれば、反動を使うことは
全く問題ないと思っています。
むしろスポーツシーンでストリクトな動作
というのはまずあり得ません。
なので、僕は積極的にSSCを取り入れた
エクササイズをすべきだと考えています。
その方が人間の身体にとっても自然なことでしょうし。
ストレッチショートニングサイクルまとめ
SSCとは筋肉が強く素早く引き伸ばされた
直後により強く収縮するという作用の事です。
日常生活やスポーツの動作のほとんどはSSCを利用しています。
個人的には筋トレでもストリクトな動作に
こだわらず、積極的にSSCを使うべきだと思っています。
ストリクトな動作よりもSSCを用いた方が
より高重量をより多くの回数こなすことが出来ます。
つまりより多くの筋繊維&神経が使われると
いう事であり、筋力向上にはプラスになります。
ただ、筋繊維が素早くストレッチされる時は
筋肉に非常に大きな負荷が掛かっているので
しっかりとウォームアップを行い、怪我の
リスクを最小限に抑える工夫をした方がいいでしょう。
以上、ストレッチショートニングサイクルについてでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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